アーカイブ


記憶すること
受けとめること
感じること


すべてを
脳内アーカイブに投げ入れる
(雑多にごちゃごちゃと)


いつか ストックされた
雑多な無形物が
ワタシという人間の 
製造マシーンで
有形化する時がきっと来る


記録保存所に投げ込まれた情報は
ある瞬間 存在を誇示する
(ほら これを引き出したまえ と)


シグナルを送って来るのは
明日かも知れない 今日かも知れない
遠い未来かも知れないね
でもそれは突然きっとやってくる



     脳の中で
     電光の糸が矢印を放ち
     無数のアーカイブボックスが繋がり
     雑多な記憶がかたく結びつく
        

     一つの大きな光の球体



大切なことは何か
ワタシが何を書き留め
何をキャッチして
どれほどアーカイブに投げ込むかだ


大空に浮雲
未来は
果てしない時空の中に



ワタシの大空にも
時々刻々と形を変える
呼吸する雲が浮かんでる