2006-04-09 茜空 夕焼けの桜吹雪の中で のんきな君と とりとめのない話がしたい たとえば 今度の仕事の話や 深夜の駐車場に集まる のら猫たちの 会合時間について とか。 時々 笑ったりして 茜雲の間から 春をさらうような風が吹いてきて ざわざわと、木々が揺れる 桜の花びらが冗談のように飛んできて 二人の足元に花びらのカルマン渦をつくる ゆるい茜の日差しが微笑む場所で スピンする花びら達 可笑しいくらい のんきな夕方だ そんな日暮れに 君にあいたい