影遊び

唐突に光が 顔をのぞかせて
向き合った君の顔が 
一瞬にして見えなくなった


光は影を従えて
遠ざかろうとしている


イマ キミハ ワラッテ マスカ


光の中に君が吸い込まれて
私はその白い顔に手をのばす


光の踊り場に映し出される影は
本心を語れない君の分身


遠ざかる光に影は長くなり
私は 私の影を君に重ね
いたずらに同化を企てる


ドコマデ チカヅケバ 
キミノ カオガ ミエマスカ