ピンポンボール


先頭に立ち 朝焼けの中で旗を振る
紫の世界が 照れた五感を挑発する


(ハッシン スルンダネ)


堆積した幾つもの地層から
昇華した魂は まるで 
ピンポンボールのようだった
数が増えるほど 楽しげに弾むけど
多くは恍惚として 戻らない


(シカシ ミツケタネ)


太古の地層に紛れ込んだ
強かに鈍く輝く ピンポンボール
それは まだぎこちないけれど 
挑戦と ほとばしるイマジネーションが
キボウという名の水で 研磨する


(ブキ ト ナレ)


試される錬金術
いま シンパンの元に