2005-11-17 指笛 路地のコーナーの送電線の下で、 私は指笛を吹いている。 あなたが自分を見失いそうだから、 私はここにいると合図する。 たよりない指笛が、 あなたに届くのだろうか。 あなたはあなたであることを 知らせるために、 相変わらず 私が私でいることを伝えるために。 ふりむいて 私はここにいる。 カオスの海から 記憶のパズル引き出して 可笑しくもない 笑い話や ためにもならない思い出を どうか 組み立てて それは 未完のパズルでしかないけれど マザーピースは あきらめないで光ってる