今日の朝

boda2005-09-15













モンゴルの夏の朝は
物悲しく、清冽だ。
一瞬で心の中に己を閉じこめてしまう
そんな朝がいる。
見渡す限りの草原に立ち、草花を手折る。
自浄しようとする生命の香りが鼻先を通過する。



あの時。


たくましく、ゆるやかに、
そして己を見捨てず、
この世を渡り、
生きていこうと思ったの。