朝露

                                  


    君の透き通った瞳に宿る
    幼い野望をかなえるために
    私は朝露がついた路端の花を
    一輪摘んでおきましょう


    大きなテーブルの真ん中に
    ペンダントライトのすぐ下に


    キレるほどの寒さが消えて
    朝露が花にしみ渡り
    決められた時間が来る頃に
    君は気流に乗って昇ればいい


    大きな空に向かい
    さらなる宇宙に向かい